コンゴ

ワシントンDCとワシントンの違いも面倒臭いのですが、コンゴとコンゴ共和国という隣接した二つの国も紛らわしく。というか、先ほど知ったばかりです。
ギニアと赤道ギニアが別の国なのは既に存じていたのですが。

なんでも、コンゴでエボラ出血熱の流行が再発してしまったそうです。
新型コロナは目の前の話ですが、過去のSARSとかは日本でほぼ防げていた様ですし、それと同じくらいエボラは遠くの話で。更に遠い話かな。

日本語のニュースサイトや日本語による検索ではオブラードに包まれてしまいがちなのが、一部の病気の症例です。症例の見た目です。
これがなかなか残酷で。恐らく、誰でも亡骸は少しでも綺麗な姿でありたいと思います。
医療や福祉や行政がまだ整っていない地域では、見放された人の亡骸が転がっていることもあったりするそうです。

日本でも数十年前までは野良犬がそこら中に居て、車に轢かれてしまった亡骸を見掛ける機会が当時は幾度もありました。現在でも野良猫でそういったことがあるのですが、その機会が減っているので、昔よりは野良猫も少ないのかなぁと。
ただ、都会を少し離れると、タヌキとか謎の野生動物の亡骸を路上で見掛けることはありまして。
こういった対応が求められる保健所の方々は大変な職業だよなぁと。

話が飛びますが、高校時代の同級生で大学卒業後に地方の市役所に就職した友人が以前に語っていました。
北海道の某市で事務職だったのですが、新人ですとちょっとした力仕事が他の課から廻ってくるそうです。
用水路に野生の鹿が落っこちてモガいている場面があると、市民から通報があるそうで。そこで、緊急のチームが市役所で組まれて現場に向かうそうで。
作業で必要な道具を車に積んで現場に駆け付けると、どのタイミングなのか分かりませんが、溺れている鹿を引き上げる前に額の辺りを木づちでぶっ叩くそうです。
その儀式がなかなか辛いそうで。最初は。

何故にその儀式が必要かというと、人に対して最初にひるませないと、救助した途端に大きな角で襲われてしまうそうで。
助けてやったのにそれはないでしょ?の世界です。下手すると、人が大怪我をしてしまうそうで。
まぁ数十年前の話なので、いまでもこんな対応をしているのか存じませんが、こんな動画を現代のYoutubeとかで公開してしまったら、一部の人は騒ぐんだろうなぁと。
それにしても、まだ生きているほとんど無傷の動物の対応は少し楽な部分があるのかも知れません。見た目だけでも。

自分も八年前の今頃に技術支援でアフリカの某国に伺っていました。
比較的治安の良いと言われていた国でした。それでも、入国前には幾度か予防接種を受けまして。一度では効果が少ないらしく、何度も痛い注射をされて。
現地でも蚊に刺されては危ないらしく、常に長袖。
はっきりいってこれが暑いのです。しかし、仕方なく。自分が免疫を持っていない何かに感染してしまうと症状が思いそうで。

先程見掛けたコンゴのニュース記事ではエボラ以外にもコロナも収まっていないらしく。
マスク文化があるのか分からない土地ですし、多くの庶民はマスクを買える収入も無さそうで。
それを入手できたとしても、あんなに暑い土地でマスクなんてかなりキツいだろうなぁと。

何年か前に読んだ記事で、エボラの対応でUNだかWHOだかの医師団が現地を訪れて対応に頑張られたそうです。
しかし、見慣れない肌の色の奴等がこの病気を持ち込んだに違いないと勘違いされて、襲撃されてしまったり。
慈善活動というのは、ある程度の教育が普及していないと理解してもらえないのかなぁと。

昨年、中東で慈善活動をされていた日本人が亡くなられたニュースがありました。乾いた土地に水路を作る活動で、既に十分な成果をあげていたハズなのに襲撃されてしまい。
医師だった中村哲さん、何よりも水が大切だとこの活動に励んでいたそうで。衛生面でも、最初に水が必要だと思われたそうです。
全くその通りだと思うのですが、水よりも教養よりも道徳観みたいなのが無いと、リスクが高過ぎるのかなぁとも。

自分もアフリカの某国での出張では危ない思いもしています。出張手当もロクに無く、リスクだらけの仕事でした。
好奇心的に、一生に一度はアフリカに行ってみてもいいかなとか、それが自費で無いのならとかな妙な好奇心もありましたが。
ただ、ヨーロッパでの過去の仕事で自分は元アフリカ移民の方にお世話になっていて。妙な偏見は無かったんです。
ミスター・エクソン、家庭想いの優しくて冗談好きないい奴でした。

色々綴り過ぎてしまい、結びの言葉がまたしても見つからず。
合衆国でも、コロナが未だ終息していないのに人種問題でのデモや破壊が収まらない状況だそうです。
その土地で暮らしてきたのなら、その土地なりの教育や道徳も身についていただろうになぁと。
理不尽な事件が発端だったので、黒人の方々を責めるつもりはありません。もう少し平和な解決方法は無いのかなぁと思うばかりです。
って考え自体、自分は甘いのかなぁと思ってしまったり。

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