昨夜は下町ロケットの最終回的な特別編を途中まで観ておりました。
本来は昨年の最終回で迎えてほしかったハッピーエンドなのになぁと、しかし、これまでの苦労が実りに結びつく展開でホッと一安心。
番組の残り一時間くらいのところでチャンネルを変えました。一応、録画はどちらもしたのですが、YMO関連の番組がBSで放映されるそうで。
前半の番組はYMOの「Solid State Survivor」が誕生した背景を関係者が語るストーリー。これがけっこう見応えありました。
個人的にはYMOに興味は少しあったのですけれど、無機質で厚みに欠ける印象でアルバムは一枚も持っておらず。
シンセサイザー等の鍵盤楽器を当時から演っていた兄はYMOのアルバムを何枚も持っていたものの、自分用のカセットテープにダビングすることは一度も無く。
その後、リバイバルが幾度かあっても何故か興味が持てず。
昨年、Googleのシーケンサーっぽいサービスを知り、簡単な楽曲しか再現できないような作りだったので、試しにYMOでも耳コピーしてみようかと。
久方ぶりにちゃんと聴いてみたサウンドは、意外にメロディックで分厚く。特にベースの音がかなり考え込まれていて。ベースの細野さんが立ち上げたYMOだったらしいのですが、細野さんの音楽歴がしっかり活かされているんだなぁと。
デビュー当時のYMOって、見た目で判断しては良くないのですけれど細野さん以外の二人がカッコ良すぎで、細野さんは妖怪っぽく謎のオッサンで。
まぁ、小学生の自分には斬新過ぎる音と見た目でした。
昨夜の番組では代表アルバムでもある「Solid State Survivor」のオリジナル音源から色々な音が発掘されていて。ボツになったトラックの音がけっこうあったんだなぁと。
あと、自分も鍵盤弾きではあるのですがピアノ出身であるせいか、軽すぎるシンセサイザー系のタッチがどうにも馴染めず。
ピアノですとミスタッチに気付いた瞬間に押し込まなければミスタッチの音がほとんど鳴らない技が使えるものの、シンセではそれが使えないパターンも多く。
特に音の強弱が無いオルガン的な音ですと、ミスタッチも派手に鳴ってしまい。
昨夜紹介されたトラックの中には坂本龍一の「魂の云々」と名付けられた早弾きも含まれていて。あれだけ弾きなれたスタジオミュージシャン上がりでも、気合が必要な場面があったのかと。
ただ、坂本龍一さんもバンド経験はそれまで無かったそうで、YMOの参加には当初戸惑っていたそうです。
Bill Evansもそういえば当初は録音を嫌がっていたんだよなぁと思い出したり。
番組を観ながらAmazonで注文した一枚は明日届くようです。先程確認したところ、既に売り切れになっていました。番組で影響を受けた人は多かったのかな。(トップの写真は本文と全く関係無い本日登場した新顔です)
コメント
NHKの「名盤ドキュメント」は毎回楽しみにしているシリーズ番組で、今回のYMOも内容が濃くて良かった。
現代の若い音楽ファンに、過去の名盤をどうやって認知してもらうかを、注意深く分かりやすく語ってくれている。
実際にアルバムが欲しくなってくるし(ミーハー)
太田裕美の回を録画し忘れたのは痛恨だったけど。
ルノワールさん
何と太田裕美さんの回があったとは!観たかったなぁ。
当時出回っていた一般人でも買えそうなシンセサイザーって単音しか鳴らないのが主流で、兄の持っていたのもソレで。
自分は使い方が分からなくて変な音しか鳴らなかったし、それで弾いていてもちっとも面白くなくて。
この番組で紹介された隠れたトラックの音に、似たようなモノを感じました。多重録音前提な部分があったのかなぁと。
その次にメンバーも登場した番組は、何故か途中で寝てしまった。録画はしたけど、たぶん観なそう。
太田裕美の回は、ネットで検索すれば、どこかで観られるかと思います。
佐藤も最近観ましたので。
ルノワールさん
軽く検索したのですが、既に消された様子です。再浮上を期待しつつ。
これ↓はどうでしょう?
http://m.pandora.tv/?c=view&ch_userid=kobeshi261&prgid=55239026
ルノワールさん
ありがとうございます。無事観れました。
これまた全然知らなかった動画サイトでした。
木綿が生まれたバックボーン、自分も少しは知っていましたが、ここまで深かったとは。
小学一年生の頃に流行った歌でしたが、一番聴き込んだのは高校一年の頃でした。