ファンダもテクニカルも悪条件出過ぎでした。
昨日、売れるうちに売っておきました。
当面上がる見込み無く、意固地になってはいけないと。
ポジション外してから上がっても仕方ない覚悟はありました。
今日も午後の途中までは昨日のレンジ。
しかし夕刻辺りから暴落。世界的に。
恐ろしや。
ファンダもテクニカルも悪条件出過ぎだった件は、後ほど説明します。。
と、上記までは一昨日綴りました。
頭の中で上手く整理が付かないのですが、実際に運用してみて自分には仮想通貨が似合わないと思えました。
その辺の理由を思いついたまま幾つか綴ってみます。
【睡眠が浅くなる】
株式の運用を過去に経験していたので、似たようなスタンスで大丈夫かと思っていたのですが、株式の取引時間は基本的に平日の日中六時間くらいです。
それに比べてビットコインの取引は基本的に24時間365日可能で、まして値動きが激しく。寝ている間に暴騰暴落何でもありでは、気になって仕方ありません。
夜中にトイレに起きたついでに現在の値段を確認してしまうと、そのまま眠りにも簡単に戻れず。
少額の運用なら左程気にならないのかも知れませんが、ビットコインの所有者は大金を掴むのが希望でしょうし。
だったら、自分が起きている時間だけホールドすれば良いのかも知れませんが、現物のビットコインでそんな運用をする人は稀かと思います。
ビットコインのFX運用(信用取引のようなもの)をされている方は、流石に寝ている間はポジションを外しているようですが。
ともかく、精神的にタフか、大事な何かがヌケていないと難しいかなと思えました。
【値動きが激し過ぎる】
これはある程度覚悟していましたが、最初に購入したタイミングが悪かったとしか言えません。
買った途端に大きな下落が始まり、この二週間のうちに儲けが載ったのは最初の四時間程度だけでした。
9/2に購入したのですが、直後の下落は中国での取引規制が原因だったようです。
最初からある程度損していた方が、忍耐付くかな?くらいに思うようにしていました。
中国の規制についてはICOと呼ばれる新規の仮想通貨限定の対応との当初の噂でしたので、ビットコインは該当しないのかと思っていましたが、結果的にはビットコインも対象に含まれてしまったようです。
ビットコイン以外の仮想通貨は新種のものほど投機性が高い様子で、店舗で使えるようなのは実質ビットコインだけで。その点だけでも得体のしれない仮想通貨の中でビットコインはまだ社会と繋がっている安心感がありました。
その後も、幾つかの理由で下落は続いていました。
ゴールドマンサックス(GS)のアナリストさんだかが、以前に予想していたそうですが、ビットコインは五十万円くらいまで値上がりした後に半額に暴落すると。
五十万円台で暴落が始まった時点で、現実味がちょっと出てきました。まさか底値は半額まで行ってしまうのかな?と。
そして、数日前にJPモルガンのお偉いさんの発言がトドメを刺しました。「ビットコインは詐欺でチューリップのバブルより酷い」と。
このお偉いさんは金融界でとても実績のある方らしく、言っていることはまともだと思えます。業界の大物による混乱を招く言動は避けてほしいのですが、まぁ仕方が無いです。
実際にこの発言による下落は暴落といって良かったと思います。結果的にGSの半額暴落の危険性が一気に膨らみました。
【取引所のシステムが不安定】
これがまた致命的な問題で、暴騰暴落時に現在の値動きがまともに表示されなかったり、取引が受け付けられなかったりでした。
暴騰暴落時ほどアクセスも取引も集中する為、取引の各種サーバーがパンクしてしまうような挙動でした。
逃げるタイミングが無い場合があるというのは恐ろしいです。火災発生時に開かぬ避難口とでもいうか。
自分の利用していた取引所は大手の金融機関が株主だったので、マウントゴックスのようなズサンな運用はされていないだろうという安心感はありました。
証券系のオンライントレードでも似たような現象はありましたが、ここまで酷いのは未経験です。
今後の改善を期待したいところです。
【投機性が高過ぎる】
自分は投資と思うようにしていました。しかしブラウザーの取引き画面に表示されるチャットの遣り取りはなかなかエグく。
自分は現物を買ったらそのまま何年も放置のスタンスでした。なので、取引き画面は現在値の確認くらいにしか使っていませんでした。
そのチャットではFXの運用をされている方の書き込みが多くを占めていたのですが、値が上がれば「ショートを入れた!」と。
ショートというのは信用取引の空売りみたいなもので、高く売ってから安くなったところで買い戻すという手法です。
バブル崩壊後の株価下落時は空売りで儲けた人が多かったそうです。日経平均があそこまで長期で下落したのは空売りも原因の一つだったかと。
まぁ、空売りに失敗(売ったら値が上昇して高値で買い戻す)した人の中には財産を失うどころか借金を作る人も居るそうで。
ともかく、空売りに良いイメージがありません。(下落時に買い支えてくれるというメリットはありますが)
ビットコインに限らず、仮想通貨で空売りが蔓延すると結果的に市場がどんどん縮小してしまうと思います。
ともかく、ショートで成功した自慢を書かれてしまうと、現物派からしたら不愉快極まりなく。
せめて、現物とFXでは別々のチャット画面に分けてほしかったです。
【結局ポジションを外した】
数年単位でホールドしていれば、前例で行くとほぼ儲かるというセオリーで購入したビットコインでした。
このセオリーが恐らくこの一週間で崩れたかと思えました。
数ヶ月単位では半額もあるくらいには思っていましたし、生活に当面支障のない範囲での運用額ではありました。
明確な根拠は無いのですが、市場規模が拡大し、ビットコインが生活に浸透してくる頃には値動きもある程度安定するのかなぁと。
最終的にポジションを外した一番の理由は『今値上がりする要素が何もない』でした。
テクニカル的にも、翌日はどうあがいてもデッドクロスの突入日でした。ファンダも酷けりゃテクニカルも酷い。
JPモルガンのお偉いさんの発言で下落が始まった後、ともかく一旦ポジション外しました。自分の買値から20%くらいの赤字でした。
本格的な暴落が始まったのは翌日でした。1枚43万円くらいまで値落ちしていたビットコインは深夜に一時30万円まで突き落とされていました。
恐ろしや。
ビットコインで勝つ鉄則は「長期ホールド」なのは分かっています。
しかし、近いうちに暴落があるかも知れない中で無理にホールドする必要など無いと思います。
ポジションを外した途端に上昇するような不幸なケースも中にはありますが、そこまで覚悟してのポジション外しです。
結果的に傷は最小限で済んだのかなぁと思っています。
尚、ポジションを外した際が初めての「売り注文」だったのですが、これが上記のシステムの問題でなかなか注文が出来ず。
その取引所はテレビでCMも流しているそうですけれど、宣伝費よりも設備費にお金を掛けるべきです。
現在、ビットコインの値段は自分が手放した頃の水準に戻っています。
ここで買い戻すかというと、難しいですネ。
金融市場の大御所からしてみると、新種のビットコインがドルといった通貨の存在を脅かすようなことは避けたいでしょうし。
一度叩いて大して下落しなかったら、また叩いてきてもおかしく無く。
20万円まで落ちたら買うか?も考えましたが、最早安いんだか高いんだかワケワカランです。
【その他】
他にも思い出せる話題を幾つか。
仮想通貨については法整備がまだ途中のような状況です。インターネットも法整備が整う前の方が面白かったりでした。
仮想通貨で儲かった分の税金については最大で45%持っていかれるようです。良い意味では日本国が仮想通貨を認めたと。
しかし、これが累進課税では無いそうです。例えば仮想通貨の取引で10万円の儲けと10万円の損がその年にあった場合、差し引きゼロで帳消しとはならず、儲けの10万円に対してだけ課税されるとの噂でした。(株式の売買は累進課税だったハズ)
法整備される前の方が、結果的に儲けは多かったのでしょうネ。
あと、合衆国では機関投資家も仮想通貨を購入しているそうです。投資対象として認められてきたのかなぁと思われます。
長期運用で上手く行けば莫大な利益を出せるという点では機関投資家向けかも知れません。しかし、もちろん上記のようなリスクもあります。
他にも色々あったのですが、色々あり過ぎて草臥れました。
ポジションを外してからはとても安心して眠れていますし、脂ギトギトのラーメン二郎も美味しく頂けています。
長々と思いつくまま綴ってしまいました。(お金に関わることで本文に誤解が含まれているかもしれませんので、参考にされるならご自身で調べてみて下さい)
それでも、時期を見計らってまた購入する機会はあるかも知れません。
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