この国も終戦を迎えるまで、一部海外の文化に対して制限を設けていたようです。
その後、特に文化面での鎖国的な状況は(恐らく)無かったと思います。
あっ、でもエロ文化については、二十世紀の終わり頃まで制限を肌で感じていました。
海外のお土産の定番は、ボカシ無し。買ってくる方も、入管で怒られるリスクを背負いながらの勇気ある行動だったと思います。
ほとんど検閲の無いこの国のインターネット環境は、そんな風習も過去のモノにしてしまったようで。
この国の伝統や文化の起源をWikiで探すと、だいたいは大昔に海外から流れてきていて、それを消化して、アレンジしたりして今に繋がっている様子です。
良いモノを導入する姿勢は間違った選択では無いですし、全てこの国が生んだ何て思っていない姿勢も素敵だと思います。
特許や著作権が厳しい時代、敗戦以後の貧しさ故に大国や先進国からこの国も大目に見てきてもらった部分があったようですし、それは輸入税や為替レートにもあったのかと思います。
主題の文化交流からソレました。まぁ、経済事情と切り離せない部分でもあるとは思います。
まぁ、ここまでは前置き。綴りたかったのは以下です。
ここ数年の隣国の日本叩きについてです。
Wikiによると、韓国での日本大衆文化の流入制限は段階的にまだ続いている様子です。
日本の大昔の漫画やアニメは隣国で長い間特殊な扱いを受けていたそうです。「鉄腕アトム」も「ガッチャマン」も「ドラえもん」も庶民の間で「日本製」とは思われていなかったそうです。どうやら妙なカタチで流入していた様子です。
インターネット環境が普及し始めた当初は、逆に「日本がコピーした」と叩かれる意見もあったらしく。
ガンダム以降のアニメを自分はほとんど観ていませんが、隣国での「ガンダム」はロボットの代名詞とされる判決もあったらしく、「文化の流入制限」そのものに無理があったのかと思っています。
仕事やプライベートで訪れた海外、ホテルのテレビでは日本製のアニメやCMが頻繁に流れていました。合衆国でもヨーロッパでもタイランドでも。みんな日本製だと知っていました。
海外での方が、日本製の大衆文化を楽しんでいた自分です。
昨日のニュース記事で、まだ現役連載中の漫画だかアニメだかの展示が隣国て中止になったというのを読みました。
その原因は「旭日旗」が作品に含まれていたとのことらしく。
隣国の大統領、日本製の靴を履いて始球式に登場するのも叩かれるそうで、日本はさながら敵国扱い。
粗を探したら、今後幾らでも日本製は登場すると思います。
このままでは、日本を連想させる意匠は全て攻撃対象になりそうで。
自国内だけで騒ぐならまだしも、世界へ告げ口では結果自爆かと。
文化面に限らず、中途半端な制限は過去を含めて無理や矛盾を生むだけかと思います。
半世紀後もこんなでは無い事を期待しています。
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