[ これは駝鳥ぢゃないぢゃないか ]
先週末のこと、ひょんなキッカケで上野動物園へ参りました。
自宅から歩いてゆける距離なのですが、数年ぶりに訪れました。
犬や猫と違って、普段見慣れない動物と対面できる機会は、なかなか新鮮です。
アニメーションや漫画に登場する動物というのは、本来の姿からかけ離れている見栄えが多く、テレビや雑誌で実物を観たところで、やはり大きさや特徴まで伝わってきません。
想像と現実のギャップ。
子供の頃、国語の教科書で読んだ詩は、強烈でした。
高村光太郎さんの「ぼろぼろな駝鳥」です。
「こんな表現があるんだ」と、感心しました。「こんな表現が許されるのか?」とも思いましたが、ルール抜きにガツンと響いたんです。
SONNY ROLLINSの”SAXPHONE COLOSSUS”に匹敵するショッキングな出逢いでした。
東北方面出身者にとって、上野は東京の玄関。車窓から伺える建物が、どんどん密集してきて、上野で行き止まり。
地方に比べれば都会なのでしょうけれど、地方以上に昔を引きずったままの街並みです。
爪先で歩くような六本木や銀座より、自分にとってなんだか居心地良い場所だったりします。
ガァ
ぼろぼろな駝鳥

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