トルコという国

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本日、秋葉原の路上にて、ケバブを頂きました。最近出来たばかりのお店で、ちと気になる存在でした。
雨のせいもあり、お店のヒサシの下でケバブを頂きながら、店員さんと会話を楽しみました。
 ガァ:これ、思ったより脂っこくなくてイイですネ。
 表の店員さん:本場トルコの料理人が作ってるんですよ。(店の奥を指差しながら)
 ガァ:ケバブってトルコの料理だったんですか。
 表の店員さん:そうなんですよ。
 ガァ:トルコの方は親日派が多いので、自分も好きなんですよ。
 表の店員さん:そうなんですか。
そこで、トルコの話になりました。


御店の奥からトルコの方も登場し、話に加わりました。
どうして親日派が多いのかは、自分も最近知ったのです。
明治時代、トルコのエルトゥールル号という船が日本を訪れ、台風の帰路の途中、沈没してしまったそうです。
多くの船員さんが亡くなられてしまったそうですが、地元島民の献身的な介護で、生還できた方もいらっしゃったそうです。
詳しくは、こちらをご覧ください
トルコの人々の間では、そのときの日本の対応が、いまでも語り継がれているそうです。
何故か、日本ではそういった話が表になかなか出てきません。これも、日本独特なのかなぁ。
自分、趣味で写真を公開しているサイトでも、トルコの方々の暖かい言葉を幾度か頂いています。その理由もその辺にあったのかと思っています。
その恩返しが百年後に待っていたのです。
イラン・イラク戦争の勃発で、「イランの上空を飛ぶ飛行機は全て撃墜する」という声明がイラクから発表され、現地では国外脱出する人々が殺到したそうです。
そんな中、現地の日本人は途方に暮れていたそうです。日本側の対応が遅れに遅れ、救出の飛行機が訪れなかったのです。
そこへ名乗り出たのが、トルコ政府でした。二機の旅客機を特別手配し、タイムリミット寸前で日本人全員を救出してくれたそうです。
日本政府の対応の遅れもあったのでしょうが、日本の民間航空会社が危険を恐れて一機も飛行機を出せなかった中、かなりの英断だったと思います。
詳しくは、こちらをご覧ください
フラッシュの動画も、分かりやすくてよかったです。(←初回掲載時、リンク先を誤りました。すみません)
余談ですが、自分がその話を知ったキッカケは、先日のタイ旅行にありました。
反日感情の強いお国の方々もタイを訪れていまして、その、あんまりな言動を幾度か目の当たりにしてしまったため、帰国後にどんな歴史があったのかWebで色々検索しまして。
その辺のことは、各自でお調べください。一方的とも思えるジャッジを下しているようなサイトも多かったですが、根拠を交えた上での第三者的な意見もちゃんとありました。
自分はその国を訪れたことがないので、よく分からない部分も多いです。嫌な思いをするかも知れませんが、いつか訪れて、自分なりに何か見つけてみたい気持ちもあります。
店の奥から登場したトルコの店員さんは、もちろんエルトゥールル号の話を知っていました。
軽く挨拶を交え、ニコニコしながら店の奥に戻っていきました。
話をしながら頂いたケバブ、とても美味しかったです。ソースの味も良かったんですよ。
これはまた食べたくなる味でした。
 表の店員さん:お仕事の途中なのですか?
 ガァ:いえいえ、仕事は探しているところでして。
 表の店員さん:うちでアルバイトしてみませんか?
 ガァ:うーん、ちょっと考えさせてください。
 表の店員さん:週数回でもいいんですからね。
 ガァ:なかなか面白そうですネ。
明日はラーメン二郎か、またケバブになりそうです。
ガァ

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