マネックス証券の今回の対応は最後まで情けなかったです。
多くの健全な銘柄まで暴落させた責任は重いです。
まして、経営者はその自覚も足りないようで。
そんな証券会社を利用していた自分も情けないです。
自分なりに考えた今回の件は、以下のような流れかと思っています。
市場が終了した夕刻頃にライブドアの強制捜査が発表され、一般投資家（特にサラリーマン）にも考える時間が与えられました。ライブドアショックの初日でした。
翌日の前場は、ライブドア関連銘柄や、似たような経営をしている銘柄が暴落しました。
ただ、こういった市場の中でも、健全な経営をしている銘柄は逆に値上がりしたりでした。
自分の持ち銘柄も、このとき上場来の高値を更新していましたし。こんなときの為に選んだ地味な銘柄でもあったのです。（投資してから半年近くはほとんど値動きの無かったような銘柄です）
その日の昼頃、マネックス証券の見慣れない発表がありました。「ライブドア関連銘柄の担保価値をゼロにする」という発表でした。
これをゼロにしたがために、信用取引利用者間での連鎖的な投売りが始まりました。
その後、上場している大多数の銘柄が暴落しました。一般的なサラリーマンは逃げる余地もありませんでした。フェアではないです。
自分の持ち銘柄は（数日かけてですが）120万円から80万円まで暴落し、まして信用取引まで利用していたので、実害はさらに大きかったです。持ち株数はハッキリ書けませんが。
当初、自分は勘違いしていました。取引市場（東証等）が判断した結果をマネックスが発表したものかと思っていたのです。
しかし、実はマネックスが独自で決めた内容でした。
マネックス証券はそれなりの顧客数を誇る証券会社でしたので、市場への影響は絶大だった様です。
「何故、市場原理に任せられなかったのか？」不思議で仕方ありませんでした。
ただ、マネックス証券のトップはそれなりの知識人にも思えたので、ライブドア関連銘柄は、そのまま上場廃止なのか、値段の付かぬまま紙屑になるのかと思うようにしていました。
ところが、暴落開始から数日目でライブドアの値が付いてしまったんですよね。暴落前に比べると八割ぐらい安くなったようですが、少なくともこのとき紙屑ではありませんでした。（自分には関係の無い銘柄ですし、自分の投資対象になりえない会社ですが）
ともかく、マネックスが勝手に判断した担保価値ゼロ円とは偉い違いです。
株式投資関連の掲示板では、ライブドアの問題以上にマネックスの対応への非難が当初から続出したようにも思えます。
全面安と言う、混乱に拍車をかけたわけですから。市場を落ち着かせるべき立場なのに。
不良債権の早期対応処理は重要ですが、それとは次元の異なる早とちりです。
マネックス証券のトップによる、この件のコメントも冷ややかな様子です。誠意が全く感じられません。
顧客の資産を守りたかったような意見も見受けられますが、実際は優良な顧客にまで損をさせ、マネックス証券だけが誰よりも先に保身に走れたようで。
こんなことをしてしまう証券会社なのですから、次から次へと疑いが生まれても仕方ありません。
マネックス証券は発表前にポジションを軽くしていたのではないのか？とか、極端な話、空売りさえも仕掛けていたのではないのか？とか。（実際のところは知らないですし、勝手な想像です）
株式関連の掲示板を読むと、今回のライブドアショックとマネックスショックで、借金まで背負った方の意見を見掛けます。
潔い方も多いのですが、中には「あいつのせいで」みたいな意見もあります。
個人的には、どにかく自己責任としか言いようがない世界です。金額的に損するのも得するのも全て自分の責任なのです。
自分も利益が大幅に目減りしましたが、自分のリスク管理が甘かったとしか言いようがありません。
多くのメジャーな証券会社が、担保無価値化の策に追従しませんでした。市場原理に任せていました。
何よりも、こんな証券会社を利用する（儲けさす）のは自分にとって悪へ加担しているようなものなので、タイミングを見計らって資金は他の証券会社へ早めに移したいです。
資金の移動は、基本的に数日必要ですから。
同じような考えの元利用者が多ければ、マネックス証券がまた血迷った判断をしても、市場への影響は少ないでしょうし。
マネックス証券を今後も利用する唯一のメリットがあるとしたら、他の証券会社より少し早く、独自に生んだ危険情報を知れることくらいでしょうか。（基本的に自分は場中張り付きを避けているので、それも恩恵無さそうですが）
松本大さん、これ読んだら「一理ある」ぐらいには思うべきですよ。
あと、現時点でマネックス証券にて公開されている確定申告関連の「申告書類の作成方法」というPDFファイル、自分の読み間違えでなければ誤記があるようです。
２ページ目の上段にある「Ｃ造船」と「Ｃ電機」、どちらかが間違っていますね。
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