Outbound Port25 Blocking

“Outbound Port25 Blocking”という耳慣れない言葉を本日知りました。
自宅で試しているサーバーで問題が発生したためでした。
メールの受信は出来るのに、送信は何やっても出来ず、サーバーにはこんなエラーが。
“qmail: 1135168321.535022 delivery 3: deferral: Sorry,_I_wasn’t_able_to_establish_an_SMTP_connection._(#4.4.1)/”(qmailのエラー)
当初は、自分の施したサーバーの設定に問題があるのか疑っていたのですが、やはり何やってもダメで。
これで半日時間を費やしました。
何かが上手く行かないとき、自分は自分から疑う方針にしています。コミュニケーションが円滑になるので。
でも、時としてその考えが時間を無駄に費やします。


結論は、自分の利用しているプロバイダ側の問題でした。問題というよりプロバイダ側のスパム対策で、標準のsmtpポートが遮断されるのです。
それが”Outbound Port25 Blocking“です。このルールは今年の初旬から適用されていたそうです。
久し振りにメールサーバーを触ってみたので、この原因に辿り付くまでハマりました。
ガァ
まぁ、このプロバイダを利用する方の中で、自宅サーバーを立てている方は1%にも満たないと思います。
99%のユーザーのためなのかと。
多数論でいけば、それでいいのです。
しかし、自分には困るのです。オプションの固定IPサービスを利用すれば回避できるみたいですが、月額二千円はアホらしい。
検索したところ、asahi-netは固定IP込みの接続料が千五百円以下。その他PHSのサービスも安いし、asahi-netへ引っ越すことにしました。
wakwakというプロバイダは、これまで五年以上利用していたようです。未練はありませんが、wakwakのメールアカウントを、銀行等の金融機関に登録していたの、そこら辺の変更が面倒です。
パスワードさえ分からなくなってしまったサービスに至っては、当時登録したメールアドレス宛に回答をよこすし。
wakwakさんの”Outbound Port25 Blocking”は、自分からすると”焼け石に水”かと思っています。
結局のところ、現在でもスパムメールはwakwak経由で沢山届きますし、wakwakの中からはスパムが出にくいという”wakwakの身の潔白表明”でしかないのかなぁって。
メールシステムが考案された当時は、まさかこんな”スパムメール社会”になるなんて想像していなかったと思います。性善説でシステムが設計された古きよき時代。
根本的な設計問題なので、メールシステム自体作り変えないとダメなのでしょうね。
昨今の耐震問題と一緒かな。
ガァ

コメント

  1. Mar より:

    自分も、固定IPが必要になってきたのでなにがよいのか検討中です。
    ISPはYBBで満足しているので、あまり変えたくないんですけどね。。。

  2. SUKIYAKI より:

    >Marさん
    自分の環境はフレッツADSLですが、固定IPでのプロバイダは、ASAHI-NETが有力っぽいです。(現時点でですが)
    固定IP込みで、月額1200円程度は破格に近くて。
    PHSの定額制もASAHI-NET経由にしたので、更に500円追加ですが、これも割安です。
    既に利用中ですけれど、いまのところ全く問題ありません。
    外部のLANへIP認証で入るとか、考えられているのでしょうか?