さよならP

オークションに出品したP125X、落札者の方が本日トラックでいらっしゃいました。
このトラックには、小型のクレーンまで搭載されていたので、荷台にVespaを載せるのは楽な作業でした。
人の手で単車を荷台に載せる作業って、けっこう怖いもので。
落札者の方は、ニコニコ笑顔のお爺さんでした。
色々、面白い話を聞かせて頂き、自分もニコニコ。
お爺さん、既に十数台の単車を集められているそうです。
以前、古いVespaを引き取りに伺った際、そのVespaはボディの腐食が相当進んでいたそうで、クレーンで持ち上げている最中、ステップの部分で車体が真っ二つに割れたそうです。
Vespaはモノコックに鉄のボディですから、特にステップ周りの錆は命取りになるとは知っていましたし、エンジンをチューンしたりすると、腐食したボディの崩壊も早かったりするそうです。
しかし、その場面を想像するだけで、けっこう笑えてしまいます。
とりあえず、自分のだったP125Xは、割れなくて良かったです。(そこまでポンコツではありませんけれど)


玄関に積んであったP125X関連のパーツ類も、ほとんど片付いてしまいました。タイヤだのシリンダー周りだの、電装系だの。
部屋に戻ると、九州から来ている同期が気持ち良さそうにまだ寝ていました。
昨夜はこの同期を後ろに乗せ、小さい方のVespaで御茶ノ水、銀座、築地の市場辺りを周遊していました。その後は、部屋で飲みながら馬鹿話に花が咲きまして。
大して遊びまわったワケでもないのですが、飛行機でちょっと疲れていたのかも知れません。
人間、一日に移動できる距離は限られていると思うんです。どんな乗り物にしても。
速くて快適な乗り物にしても、乗っているだけで何かの疲れは感じるもので。
同期は本日、友人の披露宴に出席するそうで、秋葉原の駅までVespaで送ってあげる予定でした。
大きな鞄をステップに載せると、フロアーにあるリアブレーキが踏めないので、近くの駅までが精一杯でした。まして、後ろに乗る男も軽くなく。
でも、今日の天気は素晴らしく、ゆっくり走るのが心地良かったので、結局、皇居経由で東京駅まで走ってしまいました。

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