再就職から11日経過し、会社の実情が観えてきました。
なるべくポジティブに目の前の出来事を捉えるスタンスだったのですが、現実はシビアだった様です。
数値というか、定量化出来る部分だけでも以下の差異がありました。
例えば、求人票と実態の違いです。
求人票では年間休日数が105日となっているのですが、実態としては70日程度らしく。
月の休みは基本的に6日で、夏期は繁忙期で月に3日の休み、年末年始は5日間の休み。繁忙期が2ヶ月とするとだいたい年間休日数は70日程になります。(実態はもっと少なそうです)
個人的に年間休日数は90日までなら許せたのですが、明らかに少な過ぎます。
飲食店勤務並みの勤務体系というか。
現場での工事が主体の仕事となるのですが、運が良ければ7時に会社集合で上司の車に同乗して現場へ行けるものの、現場に8時台に集合というパターンが多く。近郊であれば問題無いものの結構な遠方も含まれるそうです。
そして、基本的に直帰は駄目で上司は会社の車で直帰なのに平社員は公共交通機関で帰社し、それから作業日報を作成したりです。
現在は試用期間なので、それほど遅い時刻の帰社にはなっていないのですが、それを終えると洒落にならない時刻にもなりがちだそうで。
あと、年収部分です。
求人票では試用期間も同条件の月給だったのですが、入社面接では見習い扱いだということで求人票の月給枠より下の月給となりました。
畑違いの業界での試用期間は即戦力と程遠い学習期間でもあるので、これは仕方ないと思います。しかし、そうであるなら求人票にそう表記すべきで。
試用期間が終わる三ヶ月後に月給を見直してもらうという希望を面接時に伝えています。これがどう転ぶかは謎です。
また、求人票で賞与は年に一ヶ月分と表記されていたのですが、まともに頂けることは無いそうです。
細かいことを言い出したらキリが無いほど給与体系にも問題があるそうで、例えば夜勤では日勤より労働単価が低いそうで。
こういった噂ほど現実だったり。
拘束時間も長く、出勤日も多く、肉体労働な過酷さがあろうとも、働いた分だけ年収に反映されるなら許せるスタンスでした。
しかし、上記を計算すると年収は恐ろしく低い結果になりそうです。
現時点でも応募者の少ないこの会社の求人票、実情が更に厳しいのでは試用期間で見切りを付けられても仕方がないかと。
現在の会社は設立から5年未満の若い会社です。以前の会社が倒産し、ほぼ同じメンバーで社名と社長が変わったそうです。現在の社長が会社を買い取ったそうで。
以前の会社は倒産時の官報関連の情報を検索したところ、1978年に設立され2019年に倒産し、倒産時の社員数は15名だったそうです。ちなみに現在の社員数は社長と自分とパートさんを入れて10名。実質8名。
求人票の社員数は10名でしたが。
10年ほど前の社員数は30名で、その多くは20代の若手で活気もあり賑やかだったそうです。
その若手が次々と辞め、現在10名の社員の中心年齢は50代中盤です。(一年半前に経験した測量会社は中心年齢が60代序盤なので、まだマシなのです)
昨年は久し振りに20代の若手が入社したそうですが、試用期間終了直後に退職したそうです。
転職歴の多い自分としては、技術職で熟練度も必要な職種で若手が次々に辞めてしまうのは問題を抱えた会社だと思っています。
拘束時間が長く仕事内容もキツくとも、収入面に反映されていれば若手でもそこまで辞めないハズで。
逆にそんな環境でも残る中高年は何らかの事情を抱えていて。現在の自分もその一人ではあるのですが。
何らかの魅力が少しでもあるのなら、10代~30代の社員が一人くらい居るハズです。この規模の会社でしたら。
過去に自分もキツい仕事を経験してきたものの、収入面は平均以上でした。
拘束時間がこれだけ長いのであれば、これまで経験した範囲の仕事で即戦力に近い仕事の方が稼ぎもマシだろうというのが今宵の心境です。
勿論、そんな仕事にいまから就けるのか謎ですが。
ただ、デスクワーク主体の技術職ですと、この時代はストレスも半端なく。
過去の仕事で現在でも接点のある同僚や同期の中にはメンタルを崩してしまったのも少なくなく。
新卒で8年勤めた会社の同期は家庭の為に会社に30年以上しがみついてきたものの、10年ほど前にメンタルを崩し、定年まであと数年にも関わらずメンタルを更に崩して今月退職。
現在の自分の仕事は畑違いで覚えることが多いものの、肉体側を酷使するのでメンタルの負荷が分散されているというか。馬鹿になれるというか。
ある面、健康的ではあるのかも知れません。
ただただキツい日々で、上からは怒鳴られるばかりで何も報われない平社員の50代。それもこの業界で数十年選手で必要な資格も所有しているのに低収入。
その方々の嘆きを聴いてしまっては、若い世代が入ってきても絶望的な将来しか観えないのだろうなぁと。
率直な話をして下さった先輩方は自分より年上で、アパートで一人暮らし。
これまで実直に働いてきたのに、仕事も真面目にコツコツとやり遂げてきたのに持ち家も無いとは。
それでもまだ、職場の雰囲気が和気藹々としているのなら。
転職は、やはり入ってみないと判らないものです。
様々な業種の会社が将来どんなカタチで倒産しようとも、電気も含めて工事の仕事は無くならないだろうと。
AIといったコンピューターの頭脳とか、ロボットでは対応し切れない守備範囲や臨機応変さが求められ。(限りなく人に近いアンドロイドみたいなのが安価に量産されたら別でしょうけれど)
頂ける年金が少なくとも、身体が働くうちは食いっぱぐれは無い職種だろうと思っていました。
それが間違いじゃないとは今でも思っています。
しかし、何か違うよなぁと思える今宵です。
ここで続ける価値がどれだけあるのか?とか、何処で見切りを付けるべきなのか?と。
行き先は一緒でも、自分は入口を間違えたのかな?
仕事内容についてまで綴り出したら更に長くなってしまうので、待遇面程度にしておきます。
少し綴ると、肉体労働な部分が占めており、冬は寒く夏は暑く、空調服無しで夏場は仕事にならないそうです。
また、最低限の工具と制服は貸し出されるものの、それだけでは仕事にならず、自前で高価な電動工具を揃えたり。
今年の抱負「出たとこ勝負」で、今しばらくやっていこうかと。
コメント
うーん。。。
もういっそ、ハロワでの求人検索をやめて、民間の転職サイトのみを活用しては?
玉石混交と言われるハロワ求人の中でも、どうも石のほうを多く拾ってしまってはいないだろうか?
だったら、あらかじめ求人の登録条件に一定の合格基準を設けている民間サイトのほうが、安心な気もするし。
老婆心ながら、メンタル面よりもSUKIYAKIの肉体的なダメージのほうが心配です。
お互いいい歳だから、身体を酷使する仕事は、体調不良になった瞬間に終わっちゃうのではないか?
アドバイスありがとう。
だいぶ前に民間の転職サイトも利用したんだけど、当時はハロワの方がインチキ少なく。
ここ数年も民間の転職サイトを並行して登録してたけど、オファーはブラック系ばかりで。
検索条件を変えて探してみるかな。。
求人票に事実を表記したら誰も応募しないんだろうけど、剥離し過ぎ。
これでは直ぐに辞められても仕方ないよなぁ。
余計なお世話でコメントしてしまってすみません。
まあとにかく健康には気をつけて!
ありがとう。
自分は抜けてる部分も多いから、アドバイスあれば何でもウエルカムだよ。^^