今夜のこと、気になっていた映画がテレビ放映されていました。
放映途中から観てしまった作品は「ワイルドスピード」。その何作目かです。
国産の古いスポーツカー系がここ数年でとんでもないほど値上がりしているそうで。
その理由の一つにこの「ワイルドスピード」が影響しているそうで。そんなニュース記事をもう数十回観ていました。
しかし、自分はこの作品を観たことが無く。
今宵放映されたのはシリーズの何作品目。最初を知らなくても楽しめる作品だそうで。
ただ、ヨーロッパが舞台の作品で日本車はほとんど登場せず。ちょっと期待外れでした。
初期の作品で日本車が登場していたのかな?
今世紀の作品らしく映像は非常にシャープで、新しい車もどんどん壊していたりで製作費は相当掛かっていそうでした。
日本の古いドラマですと、カーアクションで壊される車はだいたいが当時二束三文だった中古車ばかり。
そんな点だけでも、お金が掛かっていそうです。
しかし、SFXと実写の区別が限りなく付かなくなった現代、本当に壊していたのかは素人の目では分からず。
加齢も加わって益々苦手になってきた部分も幾つか再確認でした。
主要な登場人物が多過ぎると、誰が誰なのかコンガラガッてしまいがちです。本作もそうでした。おそ松くんが兄弟喧嘩をしていても、ワケ分からずかと。
特に欧米人の人相は東洋人からすると似たような雰囲気で。この点はもう少しバリエーションを設けるべきかと。敵味方の判断が出来ずでして。(欧米人からすると、逆もあるそうです)
あと、アクションシーンのテンポが速すぎます。一瞬でも目を逸らせないどころか、瞬き(まばたき)さえも許されないような映像で。
この作品、一度で理解できる人はどれくらいいるのかな?と思えるのが最近のアクション映画の傾向に思えまして。
これらの問題は、二十代の途中頃から思っていました。加齢というよりはスクリプトの作りや撮影技術の進歩が問題なのかもしれず。
と、ここまで綴って古い邦画でもそんなのがあったなぁと。
自分より上の世代は学生運動を経験していて、その当時は任侠映画が流行っていたそうです。
代表的なのは「仁義なき戦い」シリーズだったそうで。
自分はそんな情報をJazz系の月刊誌のコラムで若い頃に知りました。漫画家の小林まことさんの記事だった記憶です。
「仁義なき戦い」シリーズについては、Amazonのプライムビデオで何作品か観たのですが、これも色々と詰め込み過ぎな展開でした。
全体像は理解できたものの、やはり主要な登場人物が多過ぎて。歴史に残る名作なのは認めています。音楽も含めて。
ただ、いまのは何だったのか?とリモコンの巻き戻しボタンを何度も押す様な作品は、どうにも苦手です。録画していないテレビ放映ではそんな技も使えず。
単に自分が馬鹿なだけなのかも知れませんが。
欧米の方々は、チョンマゲ被った日本の時代劇を何処まで理解しているんだろう?とか。
その辺、優しい作りの作品は評価されやすいのかなぁとも。
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