[ 秋葉原の夜景 ]
小さなノートパソコンを数週間前に購入しました。
ちと癖のあるパソコンなもので、使いやすい環境に設定変更する際にハマッたメモ書きとして今回の記事に。
普通の人が読んでも、何も参考になりません。
自分の現在の仕事は技術寄りな内容で、製品の動作確認に待たされる時間が時として数時間あったりです。
その時間、その場から離れられないことも度々あり、ここで小さなノートパソコンがあったら、一仕事出来るのになぁと思っていました。
タイミング良く、UMPCというのが各社から発売され始めた今年でした。
Dell Inspiron mini 9を選んだ理由は
・SSDを使用している(使ってみたかったです)
・発熱も許されるレベル(デザインはHPのが断トツで好きでしたが熱過ぎ)
・ファンやモーターを一切使用していないので、静かで丈夫(だと思う)
・カローラ的な無難なデザイン
・ヨドバシさんで値切ったら45,000円
ただし、最悪な部分もあります。
とにかく使いづらいキーボードなのです。小さな筐体で小さなキーボードは仕方ないと思いますが、その配列が異常です。
巷では変態キーボードと呼ばれているようです。
このキー配列に指が慣れたとき、そのオーナーは筋金入りの変態になっているかもしれません。
ガァ
SSDというメディアは現状一癖あり、時としてフリーズしたかのような動作停止時間が発生します。メディアへの書き込み速度がHDDより劣るためです。
これを回避するためにRAMディスクを設定し、一時保存領域をRAMディスクに変更したところ、この問題はほぼ解消されました。
しかし、最近お気に入りだったGoogleのChlomeというブラウザのキャッシュ先が設定変更出来ませんでした。
タイミングが悪いときに新しいタブを開くと無反応で、しばらく経つと一気にタブが増えたりでした。
奥の手で変更しようとしたところ、色々と問題が発生しまして、ハマりました。
現在は、どうにか解消出来たようです。
あと、フリーのウイルス駆除ソフトが原因で、OSの起動時にフリーズしてしまう症状にも悩まされていました。
酷い時は五割の確立でフリーズしていました。
原因が分からず、二週間ほど困っておりました。
結局のところ、Avast!というソフトをアンインストールして直りました。
検索しても、似たような症状の記事が、現時点で皆無でした。
Avast!自体の問題なのかは分かりません。他のソフトとの組み合わせや設定で、相性が悪かったのかも知れません。
Avast!を全く問題なく利用されている方も多いようですし、Avast!はちゃんと設定すれば、動作がとても軽い無料の優れものかと思っています。
現在はNOD32の評価版を使用しています。これ、軽くて素晴らしいです。無料だったらなぁと思っています。
NOD32の評判は以前から気になっていましたが、インストールしたところ、それ系のソフトを入れていない状況と変わらないくらい遅くなっていません。
まぁ、OSの起動時だけはちょっと待たされるようになりました。
購入に値するソフトなのか、無償期間の一ヶ月考えてみることに。
続きは主に、RAMディスクとNTFSとChromeのキャッシュ関連です。
メモを残さずに設定してしまったため、要の詳細がちと不明確です。
ともかく、記憶の範囲で。
【やりたかったこと】
現状のSSDの書き込み速度とその遅さは、システムの中でボットルネックでした。
機械的な駆動部のないSSDは、静穏性・低消費電力・低発熱・壊れ難さ(あくまでも振動といった機械的な強度)の点でHDDより優れています。
しかし、SSDは書き込み回数の上限があるようです。頻繁に書き込まれるキャッシュやテンポラリー系の処理は、寿命を縮めるようです。
そんなワケで、使い切れない2GBのメモリーの一部をディスク的な扱いにして、そこにキャッシュやテンポラリー系のファイルを置くことにしました。
【色々と問題が】
・自分が使用したERAMというRAMディスクのツールはファイルシステムがFAT32
・ブラウザGoogle Chromeはキャッシュの変更設定がUIにない
・Chromeのキャッシュ設定を強引に変更するツールJunctionはファイルシステムがNTFSじゃないと動作しない
・RAMディスクのファイルシステムをFAT32からNTFSに変更するツールはERAM系で見つからなかった(検索が甘かっただけかも)
【突破口】
途中、エラーもありましたが、Junctionのコマンド実行時だけ、RAMディスクがNTFSであれば問題ないことが分かりました。
要は、Junctionでディレクトリの飛び先を指定するコマンドの実行直前に、RAMディスクの設定をNTFSに変えてしまうのです。
OSの再起動時にはRAMディスクがFAT32に戻ってしまいますが、ChromeのキャッシュはRAMディスクにちゃんとなっていました。
RAMディスクのツールにGavotteを利用していれば、こんなことにならなかったかも知れません。よく分からずにERAMを選んでいました。
【参考にしたサイト】
GeekなNooblogさん WindowsXPにおけるジャンクション作成方法
(採用しているRAMディスクは、ERAMではないので、途中でエラーになりますが、設定時のNTFSでジャンクションが機能します)
自分が使っているERAMはこちら
【ERAMの設定】
ERAMの設定は「実デバイス扱い」じゃないと、ChromeのキャッシュはRAMディスクになりませんでした。
【その他の問題】
現状、自分のmini 9は休止モードに入れません。RAMディスクの制約か、自分の設定が間違っているからかと思われます。
ただ、消費電力は僅かなPCですし、長時間使わない場面で自分は電源を落としますから、大きな問題ではありません。
サスペンドからの復帰でエラーになる危険性もないですし、どちらかというと自分にはメリットです。
【結果的な使い勝手は?】
制約の多いUMPCですが、重い処理を同時進行しない限り、十二分に速い道具かと思われます。
単独の処理だけなら、メインで使っているThink Pad(T60)と違いが分からぬ程です。
逆に、RAMディスクとChromeの組み合わせで、一般的なPCよりも体感的な速さは増した感です。
メインのThink Padも同じ設定にしてしまおうかと、悩めつつ。
ガァ
コメント
NOD32は比較サイトでも評価が高いですね
http://www.best-virus-taisaku.jp/
ネットで調べていたらNOD32の上位版にあたるイーセットスマートセキュリティというソフトもあるようです
http://www.eset-smart-security.jp/
今使ってるノートンの期限が切れたら試しても見ようかなと思います
keikoさんへ
こんばんは。
ちとツウ好みな記事にコメント頂き嬉しいです。
最低限のフィルタで最大限の効果が好きでして、自分は軽めなのを選びがちでした。
高性能と呼ばれるセキュリティソフトほど、重いのが通例だったもので。
無線LAN経由での接続が基本なUMPC、自分もそろそろ考え改めた方が良いのかと思えるこの頃です。
五年以上前までは、ノートンのアンチウイルスが一番好きでした。軽さもありますが、当時のソフトはライセンスが牧歌的で。
ガァ