夏休みの消化で本日は休日とさせて頂き、思い出したかのように秋葉原の交通博物館へ。
なんでも、交通博物館は年内で閉館との噂がありまして。
この建物入り口に並ぶ機関車と新幹線は、いつでも「おいでおいで」していましたが、二十数年素通りの一角でした。
大昔は、機関車と新幹線で過去と未来を示していたのかもしれません。しかし、この新幹線の姿も初代のウルトラマンのようなネオクラシックさで、実際その運転席もノスタルジックでした。
建物内部も、古い小学校のような造りで、昭和臭ぷんぷんでした。
何故、秋葉原に交通博物館なのか詳しくは不明ですけれど、大昔に在った国鉄の万世橋駅の跡地だそうです。
JRの神田と秋葉原と御茶ノ水駅自体、徒歩で軽く歩ける距離です。その三角地帯の真ん中に駅があったこと自体、ちょっとした驚きです。
残り少ない夏休みを満喫する子供達で、館内は賑わっていました。この子供達は、どんな思いでこの建物や乗り物たちをみているのか、少々気になりました。
しかし、連中は妙な擬音を発しながら素直に車掌さんになりきっていたようです。
大人がこれをやると、ちとヤバいですネ。
ガァ
数年前、某自動車会社の技術講演に伺ったことがあります。その中で面白い話が幾つかありました。
二十世紀だか現代技術の最大の発明(功績だったかな?)は円心体にある、みたいな話だったか。
動力の伝達には不可欠なものですし、たしかに、時計から電車まで、様々な円心体が集合しています。
産業革命以前ですと、馬車とかエジプトのピッラミッドの石を運ぶコロとかくらいしか思い浮かびません。
もう一つ、面白い話がありました。
クリスマスに七面鳥をオーブンで焼く場面だったかで、お母さんが小さな娘さんに料理の手順を説明したそうです。
「~尻尾を切るの」の部分で、娘さんが「どうして尻尾を切るの?」と質問したそうですが、お母さんは説明が出来ず、お婆ちゃんに聞いても分からず、曾婆ちゃんだったかの回答だかでやっと分かったそうです。
「尻尾を切らないと、オーブンに七面鳥が入らないでしょ」
言われてみればそうだよなぁ、なんてシキタリがあったりしますよね。
単純にして、けっこう重要な理由かな。
交通博物館は電車系だけでなく、船や飛行機や自動車、二輪もソコソコ扱っています。
ノスタルジーに浸かりつつ、実物に触れておくのも、たまにはいいものです。
建物のボロ具合も重要な要素で。
どんどん話が脱線しますが、松田優作さん主演のドラマ「探偵物語」の工藤探偵事務所は、交通博物館のすぐ裏辺りがロケ先だったそうです。てっきり横浜方面かと思っていました。
あの味ある部屋というか建物も数年前に取り壊しになっていたそうです。
煉瓦造りの高架と神田川周辺の風景は、あと十年くらい残っていてくれるかな。
コメント
閉館!!
交通博物館は気になっていたけど、一度も足を運んだことがありません。
是非とも行かなくては!!
おぉ、そろそろ寝ようと思ったら、書き込みが。
って、連休最後の夜って簡単に寝付けないんですよネ。
>ウイチ
秋葉原の街に溶け込みすぎていた風景なのか、素通りポイントの一つですよね。開発地区とは何かと正反対です。<交通博物館
別の場所になるのか、立派になるだろう施設で継続されるみたいですが、現住所に残っているうちにお越しくだされ。大人500円でお釣りがきます。
入り口の向かいにも、存在を主張する小さな建物が残っていますヨ。
追加画像:
玄関斜め正面からですが、電車より目立つ方が偶然写りました..。
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博物館らしき光景。
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