変態寸前

本日、三十七歳になりました。
四捨五入では明らかに四十です。
五年くらい前だったか、中学時代の同級生S君と地元で飲んだ際の会話を思い出します。
「四十代でも独身だと、流石に変態」。
S君の言葉でしたが、お互い独身で四十代など遥か先の世界に思えていたので、自分は妙に納得してしまいました。
そういうものなのかと。
しかし、相変わらず自分は「そのうち結婚するのだろう」と、まるで他人事のように考えており、世間体への焦りも無ければ憧れも薄いです。


自分が十代の頃、日曜の夜に放映されていた番組も時々思い出されます。
「オシャレ30・30」とかいう番組でした。毎回三十代のゲストを迎えてのトーク番組でした。
スポンサーが化粧品会社だったのもあり、服や化粧で飾られたオッサン・オバサンが出演していました。
十代の自分に、三十路はどう考えても若者じゃありませんで。
もし、いまでも同じ企画の番組が続いていたら、頑張っている同世代と素直に受け入れられたでしょう。
番組の内容自体は、けっこう面白かったです。
ジェネレーションギャップとは異なると思いますが、最近身の回りであったことです。
数週間前の週末の出来事です。
自分は、自宅前の路上でポンコツな単車を毎度の如く修理していました。既に町内会では「あの男」で十分通用するようです。
そこへ、お向かいのTさんの娘さんとお母さんが登場しました。娘さんは声も無く泣いており、どうしたものかと。
更に登場したお隣のAさんが、問題を解決したようです。Aさんは集合住宅の大家さんで、いつも元気な体育会系のおっかさん。
会話の断片によると、Tさんの娘さんは小学校の夏休みに渡された鉢植えを一生懸命手入れしていたのに、その鉢植えは元気がなくなってしまったそうです。なのに、Aさん宅の玄関に置いてある鉢植え達は元気に育っているそうで。
Aさんの玄関は日当たり具合が丁度よいみたいで、Tさんの娘さんの鉢植えもそこに置かせてもらうことで、話はまとまったようでした。
ただし、一つだけ条件がありました。
毎日、欠かさず全部の鉢植えに水を与えること。
自分は毎週末ポンコツの整備をしていますが、ここのところ早朝は苦手になっています。
夕暮れ時になると、元気ニコニコのTさんの娘さんが小さなジョウロ片手に登場し、鉢植え達に水を与えています。
どうやら、元気に育っている様子です。
何だか、いろいろ考えさせられました。

コメント

  1. Mar より:

    おめでとうございます!
    アフロ届けそびれました。

  2. はや より:

    > 四十代でも独身だと、流石に変態
    これウチの人の事ですか。
    確か41(私は25)で式を挙げた記憶があります。
    お誕生日おめでとうガァ。

  3. SUKIYAKI より:

    >Marさん
    ぱんだかばんさんが、意外にもまだアフロを持っていないそうですので、来月二人してプレゼントしましょう。
    リクエストでは上野の餃子だそうです。
    ともかく、ありがとうございます。
    >ウイチ
    三十路前半の自分には謎の領域でしたが、目標でもないのに現在は現実性の高い世界です。<四十代でも独身だと、流石に変態
    上記地元のS君とはしばらく音信不通です。披露宴の誘いをよこさないところをみると、それを言い出した本人も変態寸前なのかと思います。
    ありがとうございます。まぁ、変態でもいいではないですか。
    ガァ

  4. lauryn より:

    変態なんですか? どの辺が変態なのでしょう?
    まぁ、私も離婚できたら変態の仲間入りです!

  5. SUKIYAKI より:

    おちえさんへ
    三年も前の記事へようこそ。
    数え上げるとキリがなく、どれも恥ずかしい内容です。<どの辺が変態?
    最近、「あかん」と思えることを一つでも..。
    夏場に限らず、近年の女性はしゃがんだり屈んだりすると、目に下着が飛び込んでくるんです。
    近年のオヤヂと化した自分が(こいつは大発見!と)それに気付いたのか、近年のファッションがそうなのか謎なのです。
    ちとラッキーと思ったり、(おいこら!)視線を逸らせと理性が言いかける自分は、変態なのかと思ったりです。
    ついでに、子供の頃、イチモツが元気になる度に、「自分は何かの病気であろうか?」とも悩めました。
    ガァ