台所からの声

「けーすけー、お風呂沸いたわよー」と聴こえてきて、おやっ?と思ったところで目が覚めました。
発泡酒一本で、転寝していたようです。
数ヶ月前ですと、当たり前の好きな場面でした。
平凡な中の幸せでした。
台所に、当時の彼女の化粧品やピアスがまだ残っています。
捨てるに忍びなく、送り返すも誤解をうみそうで。
残しておいたところで、縁起物でもあるまいし。
とりあえず何処かに片付けねば。
いつでも心地よい夢で目覚められれば幸せなのですが、たまに最悪の夢をみてしまいます。
それも定期的にです。定期的といっても、数年に一度くらいかと思います。
一つ目は、ピアノの発表会だかソロ演奏だかの場面です。
ミスタッチが次のミスタッチを生んで、ボロボロな演奏になってしまう夢です。
その場から逃げ出したくなる状況です。
最後まで弾けたかまでは記憶に残らぬ夢です。
冬のオリンピックのフィギュアスケート、テレビで見ていると、崩れ落ちる選手がたまにいます。
聴衆もいるわけで、ある面、残酷な場面です。
そんな場面で、ポジティブな心持は特に必要そうです。
もう一つの悪夢は大学卒業間近の頃です。
とある事故(というか事件)に巻き込まれた自分は、最終学年の後期から大学にほとんど行かなくなっていました。
卒業に必要な単位は前期までに余裕で取得していたハズでしたし、少しは学生らしく好き勝手にだらしなく生きようと決め込んだのです。(ここまでは現実にあった出来事です)
ところが、自分の計算違いで、単位が足りなかったと卒業間近に気付くんです。
上記の一行だけは夢ですが、何故かこの歳になってもたまに登場します。
卒業がそれで一年遅れようが、長い人生で大した問題ではないと、いまでは思えるのですけれど。
最近ほとんどみなくなった最後の悪夢は宇宙の果てです。
宇宙の果てに、一人ぽつんと残されています。
どうしてそこに自分が居るのか定かでなく。
遥か彼方に地球らしい青い星があるので、そちらに向かって泳ぐのですが、ちっとも近づきません。
どうしたらいいものやらと、考えたりして。
最後の夢については、矛盾だらけなので、途中で「これは夢だ」と気付いたことがあります。

コメント

  1. 【♂】愛さんさん より:

    あ、なんか切ないです。
    僕も別れた彼女の衣類を、車のトランクに入れっぱなしです…。
    兄さんの日記読んで思い出しました。
    1年以上経つなぁ…。ヤバイよ!衣類!

  2. SUKIYAKI より:

    ずっとみていたい夢ってありますよネ。
    もう亡くなられてしまった方の夢はけっこう貴重です。
    先日の出張帰りの車の中、助手席で昼寝をしていたときは、どんな夢を見ていたのか思い出せませんが、起きたとき頬の肉が笑ったままでした。
    変な寝言を漏らしていなかったのか、ちと心配になりました。>ぱんだかばんさん
    いま車を持っていないもので、道具類は家に引き上げてあります。
    ダッシュボードにずいぶん昔の彼女のサングラスが置かれたままでした。
    何処かのブランド物みたいです。これは時々自分も使わせてもらっています。
    トランクの中の衣類、検問に引っ掛かったときキマリが悪そうですので、誤解を生みそうなものは移動が良さ気ですネ。>【♂】愛愛さんさん
    ガァ

  3. きょん より:

    別れた直後って、相手のモノを捨てれないです・・・
    1年くらいしてから、思い切って捨てることも。。。汗
    でも、思い出だけは捨てることはできないです。

  4. ぱんだかばん より:

    夢かぁ。
    今日みた夢は最高の夢でした。
    このまま覚めなくていいと思うぐらい。
    ずっとみていたい夢。
    怖い夢はなかなかみないというか
    忘れています。

  5. SUKIYAKI より:

    思い出に浸かるわけでもないのに、捨て辛いモノの感覚、なんなのでしょうかネ。謎。
    先日、カラオケへ一緒に行った女性とその話になったんです。
    「部屋に残った女性ものの衣類や化粧品、どうすりゃいいの?」って。
    「自分で使ってみる!」との返事でした。そういう趣味はありません。
    ガァ>きょんさん